出しの力
今年の夏、ずっと料理したいなぁと思っていた冬瓜。
なぜか真夏は見かけませんでしたが、9月になって見つけました。
とっても小ぶりでしたけれど。
濃い目にとった昆布とかつおぶしの出しに薄口しょうゆとみりんを入れ、
帆立の水煮缶をほんの少し加えて煮てみました。
出しがしみてとろけるように出来上がりました。
昆布とかつおぶしという和の出しは、優れものだと思います。
洋風のスープに比べて長く煮込む必要もなく、
思い立ったらすぐとれるのに深い味わい。
甥の子供がまだ1歳4ヶ月のころ、この出しの汁物を
自分でスプーンで持って飲んでいました。
まだうまくすくえるはずもないのですが、自分でやると聞かないので
そのままにしていたら、とうとう器から飲もうとしたのです。
よほど飲みたかったんだねとみんなで笑いました。
おいしさがわかって頼もしい限りです。
出しのとり方って、いつの時代に誰が考えついたのでしょうね。
もうすぐ秋、出しがおいしい味覚たちを待っています。
by machimemo
| 2013-09-10 22:57
| 暮らしメモ